「社畜」
この言葉はいつの間にか世間でも定着している。
社畜と共に定着した言葉で「ブラック企業」というものもある。
労働基準法などの法律を無視して、従業員にあり得ない時間残業させているなどの信じられない扱いをしているのだ。
ブラック企業あるいはブラック企業に近い状態の企業で働いている人を、俗に社畜と呼ぶ。
「会社の家畜」
そんな意味なのだろうが、人であるのに家畜と表現してしまう。
おそらく、家畜と同じように酷い扱われ方をしているということなのだろう。
社畜から抜け出すために、多くの人が考えるのが「転職」だ。
会社を変えれば問題は解決するだろうと思ってしまうのは、本当に良く分かる。
会社を変えれば、環境も変わるし、実際に関わる人も変わる。
だから「社畜」のような働き方をすることはなくなるだろうと思ってしまう。
しかし、そこには落とし穴がある。
本当に法律違反をしている職場であれば、逃げ出すのは当然で、できるだけ早く退職してしまった方がいい。
ただ、残業時間も法定の時間内に収まっていて、人間関係もハラスメントが横行しているような職場でない場合は、問題だ。
自分の感じ方に左右されるからだ。
周囲から見たら、第三者的な視点で見れば、何の問題もないような職場であっても、本人が不満を抱えていれば「ブラック企業」に見えてしまう。
ブラック企業に見えていれば、当然に「こんな職場にいたくない」と思ってしまう。
その結果、転職を選ぶことになる。
しかし、自分の抱えている不満については何の対処もしていない。
何の対処もしないうちに会社を移っても、時間が経つごとに周囲が前の会社と同じように見えてしまうことになる。
すると、「こんな会社にはいられない」と思うようになり、また転職先を探し始める。
これでは堂々巡りだ。
いくら転職を繰り返しても、絶対に自分の思うようないい職場に巡り合えない。
だから、本当に今いる会社がブラック企業であるという以外の場合は、本当に自分の職場はブラック企業のようなのか、見直す必要がある。